今年も大きな盛り上がりを見せた、高校野球夏の甲子園2023!
今大会にて107年ぶりの優勝という快挙を果たした慶應高校(神奈川)が大きく話題になっています!
それと同時に、慶應高校の甲子園での応援に対して多くのバッシングの声が挙がっています。
一体なぜなのでしょうか?
「きになる」慶應高校の応援と世間の声についてリサーチしていきます。
慶應高校の応援がうるさいと非難の声
夏の甲子園2023で仙台育英高校と慶應高校の一騎打ちの最中、X(旧:Twitter)にて以下の投稿が大きく話題になりました。
この投稿を皮切りに、多くの人が慶應の応援に対しさまざまな非難の声があがる事態に発展していきます。
これらの意見は仙台育英の応援者と思われる方もいれば、はたまた単純に高校野球の一視聴者としての客観的な意見としてあげられているものと思われます。
「仙台育英のアウトやエラーが出るたびに大歓声をあげていた」という声に対しては、あくまで”慶應にチャンスが巡ってきた”ことに対しての喜びであり、“仙台育英がミスをしたことを喜んでいる”訳ではないはずですが、理解を得るのは難しかったようです。
慶應高校の高校は本当にうるさかった?
それでは慶應高校の応援は本当にうるさかったのでしょうか?
現地での動画がアップロードされていたので実際に確認していきます。
動画だと少し分かりにくいかもしれませんが、大人数の応援団およびブラスバンドが大音量で応援を行っていることはしっかりと確認できます。
テレビ放送や現地観戦した多くの人が同じような感想をあげていることを見るに、圧倒的な音量の応援で会場全体が慶応ホームのような雰囲気になっていたことはほぼ間違いないといえるでしょう。
107年ぶりの慶應高校の優勝を期待して、特段多くの応援者が集まったことも関係していそうですね…!
慶應高校の応援で仙台育英がエラー?
また、慶應高校の応援が原因で仙台育英がエラーを起こしたという意見まであがり始めています。
このように慶應高校の大きすぎる音量の応援が原因となり、仙台育英の選手同士間の連携が取れずエラーに繋がったという意見が多数あがっています。
応援の音量や圧に圧倒されてプレーの妨害に繋がったということでしょうか?
実際のエラーシーンを検証
本当に慶応の応援が仙台育英のエラーを誘発させてしまったのでしょうか?
仙台育英の選手がエラーを起こすシーンを早速検証してみます。
仙台育英がエラーを起こしたシーンを確認してみると、確かに仙台育英高校の選手がエラーをした瞬間は声援らしき音はなくブラスバンドの音しか鳴っていないように感じます。
しかしこれはあくまでテレビ中継上での音であってマウンド上やスタンドでの音の聞こえ方は全く別である可能性もあり、事実はプレーしていた仙台育英の選手しか分からないと言わざるを得ません。
いずれ仙台育英側の選手の声も挙がってくるかもしれませんね…!
過度な応援はガイドライン違反?
また、慶應高校の過度な声援は甲子園のガイドライン違反であるという声をあげている方も。
これに対し実際の甲子園のガイドラインをホームページからたどり確認した方も現れ、結果的に甲子園のガイドラインに「守備中の応援は拍手のみ」という記載は存在しないということが判明しています。
公益財団法人 日本高等学校野球連盟 HPより
確かにガイドラインに”過度な応援は禁止”といった類の記載は見られませんでした。どちらかというと「守備中は節度を守るべき」という”野球界の暗黙の了解”ともいえるマナーによってこのような議論が生まれているように感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のリサーチをまとめると以下のようになります。
・夏の甲子園2023決勝にて、慶應高校の応援がうるさいとの意見があがる
・実際の会場にいた人やテレビ中継を見ている人からも同様の声が多数
・中には「応援がうるさくてエラーが起きた」という声もあがるが真意は不明
・「守備中の応援はガイドライン違反」という声と挙がるがそのような記載はない
甲子園優勝という華々しい結果を実らせた慶應高校ですが、まさかの方向で後味が悪い結果に。
全力で応援する慶應高校の気持ちはもちろんですが、「慶應の声援がなければ…!」と思ってしまう仙台育英側の気持ちも理解できます…!これを機に今後甲子園においての応援のマナーについても問われていく事態となりそうですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント